あんなに近づいた距離感が　不意にほどけてしまった糸みたいに
結ばれていた何かが　曖昧模糊として　結び目のぬけがら
時が過ぎるのにまかせていたら
あなたは離れて行ったの
気づかないうちに　あなたの心も今はどこへやら

本当はねいつも考えているんだよ
胸につかえて　突然会いたくなる夜だってある
他の誰かじゃ　あなたの代わりには　なる気がしない
あなたの気持ち　確かめにいく勇気がなくて
はなれたあの夏を
少し後悔しだしたのは　紅葉が綺麗なこの頃

もう戻らない時間　巻き戻してもう一度
あの夏の扉　ひらいて　あの日の夜のような
そんなことがしたいな
あなたの気持ちがたしかにあったような
あの感覚をもう一度抱きしめていたい
　
あなたがみせるかわいい笑顔
もう一度わらって魅せて
ご機嫌なあの笑顔を私にだけ　向けていてほしい

あぁ　あぁ　なんだかな
あぁ　あぁ　なんだかな
ふりきれずに　進まなきゃならない
そんな心もとない心情　察して　もう一度
扉をたたいて
せきとめていた何かがきっと　その途端
あふれだして　かけだしてしまうでしょう
あなたのもとまで
他の誰かに浮つく心をしっかり
こっちにずっと向けられるように

さびしい気持ち　ずっとぬぐいきれない
それは　あなたのせい　きっとそうさ
あなたしかいない　こんなにときめき運ぶ人
宇宙一の素敵な魔法使い
まだとけないままの魔法　余韻が悲しすぎるから
もう一度だけ