第12回(4/2) 〜ナンパ1〜
アキラ「ラララララ〜♪ラララ〜♪給料もらった後って超うれしいな〜、なあ、おさむ。」
おさむ「うん、ホントだね〜何買おっかな・・・おっとその前におととい貸したお金返して・・・。」
アキラ「な、なんと・・・・覚えとったか。チッ・・・・ホラよ・・・ケッ!」
おさむ「ウフフフ・・なんか得した気分。ところで、アキラこれからどうする・・・なみちゃんも出かけたみたいだし・・・。」
アキラ「そやな、暇やし街でもくりだそか〜。」
おさむ「そうだね、ゲームセンターにする?それともボーリング?カラオケなんかもいいね・・・。」
アキラ「アホか!何が悲しゅうてやろう二人でボーリングやらカラオケやらいかなあかんねん!街ですることゆうたら決まっとるやろ・・ほら、”ナ”のつくあれや・・あれ。」
おさむ「えっ!もしかして・・・・・・。」
アキラ「そうや!ナンパや!よしそうと決まったらはよ準備せなあかん。おさむもはよせーよ。」
なみ「えー!ナンパ!?ダメダメダメ!無理だよ!僕ナンパしたことないし!」
アキラ「なにゆうとるんや・・ええ社会勉強やろ。ガヤガヤゆわんとはよ行くで・・。」
おさむ「はあ〜あまり気が進まないな〜。」
・・・ネオン街・・・・
アキラ「ナンパ始める前におさむにルールっちゅうもんを教えといたる・・・。そやな〜もしおさむが女としたらどんな風にナンパされたらついていく?」
おさむ「う〜ん、そうだね〜・・・多分ついていかないよ・・・・。」
アキラ「アホか!それやったら話が進まんやろ。もしやもし・・ほならどんな男やったら絶対ついて行かん・・・?」
おさむ「そうだね・・・・・怖そうな人には絶対ついていかないな・・あと、ちゃらちゃらした人も行かないね・・。」
アキラ「そや!まさにそれや!ルールその1:相手に安心感を与えろ・・ほら、あそこでナンパしてる奴おるやろ・・あいつは失敗するで・・あのギンギンのネックレスがあかん。まあついてくるとしてもアホな女だけやろけど・・・。ルールその2:座っている奴をねらえ・・座ってる奴はひまな奴が多い。まあ、王道やな。これでおさむも一流のナンパ師や。ほな行こか〜。」
おさむ「えーー!ちょっと待ってよ・・たったそれだけ・・・。じゃあ、最初はなんて声かけたらいいの?それが一番難しいよ・・。」
アキラ「言葉なんかに頼ったらあかん!大切なんは態度や。態度で誠意を見せたらええんや。」
おさむ「はあ〜なんかよくわからないけど、あなたについて行きます。」(つづく)


第13回(4/10) 〜ナンパ2〜   毎週月曜更新
アキラ「じゃあ、おいらがまず声かけるからよう見とけよ・・・・・。こんばんは〜。どこ行ってたの?二人で買い物〜?」
おんなA「うんそうだけど・・・・・。そろそろ行かなくちゃ・・・・。ごめんね・・。」
アキラ「ああそうなの・・・じゃあね・・・。あかんな・・。よし次あの二人組や。」
おさむ「うん・・・・。」
アキラ「ねえねえ、いま暇してる〜?よかったらカラオケ・・・・・・あかん行ってもうた・・・。よし!これからが本番や・・次はマジで行くで〜。おさむも援護しろよ〜。」
・・・1時間後・・・・
おさむ「全然だめだね・・・・。ぼくのど乾いちゃったよ・・・。そろそろ休憩しない・・?」
アキラ「おかしいなー。普通やったらもうカラオケいっとるくらいなんやけどな・・今日はおかしい・・・なんでやろ・・・。まあこういう日もたまにはあるわな・・・うん?あの二人組どないや・・・?本日の後ろ姿美人度ナンバーワンや!次こそなんかいける気がする!ビビビッてきた!きっといける!」
おさむ「も〜う、さっきからそればっかりじゃん。次でだめだったら本当に休憩だよ!」
アキラ「わかった、わかった・・・絶対決めたる!よ〜し、行くで〜。スーハースーハースー・・・・あの今お暇・・・・・・・・・。」
アキラ・おさむ・なみ・あい「あーーーーーー!!!!」
なみ「アキラ・・・おさむまで・・・。こんなとこで何してるの(怒)!コラー!!今ナンパしようとしたでしょ!」
アキラ「何ゆっとるんや〜。いまさっき見かけたからちょっと驚かしたろ思ってな・・なあ、おさむ・・・。」
おさむ「そ、そ、そうだよ。ぼくアキラと決してナンパしてたわけじゃないよ・・。本当だよ・・・。」
なみ「ふ〜ん・・・。全く・・・おさむはウソが下手なんだから・・。コラー!二人とも!なにしてるの!!普通まちがってもいないよ・・彼女ナンパする彼氏なんて・・・ねぇ・・あい。どう思う?」
アキラ「あい、堪忍してくれ!おさむの奴がナンパ連れてってくれってうるさかったんや〜。」
なみ「おさむがそんなこと言うわけないでしょ!どう処罰しようかな・・・。うん、待てよ・・今ナンパしてきたよね・・・私たちちょうどおなか減ってたんだ〜(ニタ笑)。のども乾いちゃったし〜・・・もちろんおごりよね!!そうでしょ!」
アキラ「・・・・・・・・・・」
・・・居酒屋カエル亭・・・・
なみ「・・・・ヒクッ・・・・ヒクッ・・・・・あ〜おいしね〜。久しぶりのお酒は・・・ヒクッ・・・ただほど安いものはないって言うしね〜・・・ヒクッ・・。」
アキラ「当たり前や・・・それをいうならただほど高いものはないやろ・・・・・。」
なみ「なんか言った!!ヒクッ・・・ヒクッ・・・でも、ここだけの話男の人って得だよね〜。ナンパしても別にいいもん・・・。なみも男だったらナンパしてるかな・・・ヒクッ・・女の子だってたまにはナンパもしたいし、されたいよね・・・ヒクッ・・。」
アキラ「おお、なみちゃんええこというな〜。そやろそやろ。」
なみ「でも、アキラが考えているようなところには絶対行かないんだから・・!ねえ〜あいもビシッと言ってやりなよ!ビシッと!」
あい「アキラ君・・たまにはナンパもいいけど、ちょっと遊ぶだけだよ・・・・・。おさむくん、ちゃんとアキラ君を見張っていてね。」
アキラ「はい!」
おさむ「ホントアキラはあいちゃんに弱いね〜、ねぇ、なみちゃん・・・。」
なみ「zzz・・・」
おさむ「あいちゃん、なみちゃんもナンパついていかないように見張っていてね・・・・・。」(つづく)

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