第90回(11/19) 〜とある朝〜   毎週月曜夜更新

おさむ「すっかり山々も色づいて紅葉がきれいだね〜。」
なみ「うんホント。。。今朝も本当よく冷えるわ、さむぅ・・。」
おさむ「それにしても、昨日の獅子座流星群はきれかったなぁ。あんなに流れ星見たの初めてだよ!」
なみ「あ、なみもなみも。去年は全然見えなかったから、今年もダメかなって思ってたんだけどね。一生忘れないわ・・・フフフ・・・。そうそうアキラには笑ったわね。」
おさむ「うん・・・。真夜中起こされてあんなに不機嫌だったのに、流れ星が見えたとたん一番はしゃいでたんだもんね。うわー!とか、ひえ〜!とか。」
なみ「アハハハハ・・何度思い出しても笑っちゃうわ・・・アハハハハ・・・。」
おさむ「また、みんなで紅葉も見に行かなくちゃね。」
なみ「そうだね・・・。」
アキラ「ふふぁ〜・・・おふぁよ・・・。眠い・・・。」
なみ「やっと起きたわね。はい、朝のお水。これですっきりしなさい。」
アキラ「お、サンキュウ・・・ゴクゴクゴク・・・プハ〜・・・やっぱ上手いな。」
なみ「ほらほら早く着替えて、用意して。たまには外にいる高校生を見習わなきゃ。毎日寒い中、自転車通学してるんだからね。」
アキラ「いや〜若いってええな〜・・・。それにしてもあんなスカート短くて寒ないんかな。」
おさむ「ぼ、ぼくもそう思う・・・。」
アキラ「何もそこまでして男の気引かんでもええのにな。」
なみ「何言ってるの。別に男の子の気を引くためじゃないわよ。あれはファッションよ、ファッション。寒さを我慢してでも、可愛くしたいの。それが女ってものよ。高校生の時しかできないしね。」
アキラ「な、なんや、そんな熱語って。まさかと思うけど、なみはそんなんしてないわな。」
なみ「あら、こうみえても、なみもルーズソックスに短いスカート履いて学校に行ったものよ。あの頃に戻りたいな〜。」
おさむ「え、なみちゃんが・・・?」
なみ「そうよ、何か悪い?若いうちにいろいろな事をやるのはいいことだと思うわ。なみもいろんな失敗もしたけど、楽しかったな〜。一度ね、自転車で思いっきりこけちゃって、もろパンツが丸出し・・・あ〜今でも恥ずかしいわ・・・ウフフフフ。」
アキラ「ふ〜ん・・・ま、モテへん奴が短いスカートで男をつるってのも悪くはないな・・。」
なみ「ま!失礼ね。自分だって女子高生に見とれてて、溝に落ちたじゃない。」
アキラ「グッ・・・その話は内緒やゆうたやろ・・・。」
おさむ「まあまあ朝からそんなに喧嘩しなでさ。いいじゃない、自分を可愛くみせようとするのは女の子の願望だし、それを男が見ていいな〜って思うのは自然な事だよ。うんうん。今日は朝から気分がいいね〜。」
アキラ「何悟りをひらいてんねん。自分が一番ロリコンのくせに!」
なみ「ホント!もう、加護ちゃんのポスターばっかり貼ってちゃダメだよ!もっと大人の女性に行かなきゃ。」
おさむ「う・・・やっぱり僕のキャラじゃこの2匹には勝てない・・・。」
アキラ「ほんまに困るわ!そんなんやから、彼女もろくに・・・。」
なみ「アキラ!!早くご飯食べて用意しないさい!おさむをいじめてばかりいるとさっきのことあいに言うわよ!」
アキラ「はい!ごめんなさい!パクパクパク、ごちそうさま!」
・・・ダダダダダ・・・
なみ「さ、なみは洗いもの済ませちゃお。」
・・・ダダダダダ・・・
おさむ「あ・・・な、なんか僕、いじめられっ子から、守られてるみたい・・・。はあ〜もっと強くならなきゃ本当に彼女できないや・・・。来年のアイドルカレンダーは、いつもと違うのにしようかな・・・。」(つづく)

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