第95回(2/18) 〜恋のABC〜   毎週月曜夜更新 まどか「では、ゆかりちゃんのファーストキッスに・・・かんぱ〜い!」
ゆかり「かんぱ〜い。ゴクゴクゴク・・・プハ〜おいしい・・・。」
まどか「でしょ。これ結構人気あるんだ。」
ゆかり「・・・・・・・・・・」
まどか「何?今日はやけにおとなしいじゃない・・・。さては・・・次のステップの事で悩んでるな。。」
ゆかり「えっ!?」
まどか「わたしにはなんでもお見通しです。うふふふ。」
ゆかり「まどかさーーーん、実はその通りなんですぅ。だってね、お互い中学や高校生じゃないんだから、当然次のステップにいきますよね・・・。でも、私なんてこの年で初めてだし・・・、なんてったって、スタイルに全然自信ないし・・・。もうホント、どうしよーって感じなんですー。」
まどか「うふふふ。わかるわかる。」
ゆかり「もーう、こっちは真剣に悩んでいるんですー。笑わないで下さいぃ。」
まどか「ごめんなさい。笑ってるわけじゃないんだよ。ちょっと昔の事を思い出してただけ。女の子にとっては死活問題だって思うもんね。」
ゆかり「本当にそうなんです。だからね、彼の事はとっても好きなんですけど、その事が心配で心配でちょっと会うの怖かったりするんです。彼からは、俺のこと嫌いになった?って心配されるし・・・はあ〜もう最低・・・。」
まどか「あらあら・・・それは大変だこと・・・。」
ゆかり「まどかさん、こっちは、、」
まどか「はいはい、ごめんなさい。でもね、そんな心配することじゃないと思うわよ。だって、別に彼もゆかりちゃんの胸とつき合ってるわけじゃないし。」
ゆかり「それはそうだけど・・・。」
まどか「そういう時はね、先手必勝!」
ゆかり「先手??」
まどか「そう、先手を打つの。例えばね、私スタイルには全然自信ないよ・・・とか、ストレートに胸小さいよ・・・とか・・・。」
ゆかり「う〜ん・・・。」
まどか「極めつけは、胸ちっちゃくても嫌いにならない?ってかわいらしく言うの。」
ゆかり「フフフフ・・も〜う・・まどかさんたら・・・。」
まどか「じゃあね、男は決まってこう言うの。”そんなの心配してたの?嫌いになるわけないだろ”って・・”俺小さい方が好きだよ・・・”って。」
ゆかり「え〜本当に〜でも、おかしい・・ウフフフフ。」
まどか「そりゃね、胸が大きいっていうのは一つの魅力かもしれないけど、それは単に一つの要素でしかないの。ゆかりちゃんは何百って魅力を持ってるんだから、そんなの心配しなくてもいいよ。第一さ、自分の彼女を胸の大きさで選ぶ男なんて最低だし、こっちからお断りー。」
ゆかり「そうなのかな・・・。」
まどか「うん。だから大丈夫なの。それに、実際男の子の方が緊張してると思うわよ・・何かとね・・・。」
ゆかり「ふ〜ん・・なんだか、まどかさんにいいくるめられた気がするんだけど・・・。」
まどか「そうかしら・・・。まあまあ、そんなに難しく考えないでさ・・・もう一杯飲んじゃう?」
ゆかり「は〜い。頂きまーす。う〜ん・・・そっか・・男の人でも悩みってあるんだ・・・。ねえねえ、どんな事で?」
まどか「えっ・・・、そ、それは私にはちょっと・・・」
ゆかり「ねぇねぇ、まどかさーん、教えて下さいよー。だって、その悩みを知っていれば、お互いがもっと緊張しなくてもすむんじゃないかしら・・・。」
まどか「ご、ごほん・・。そ、そうね・・・。でもね、そうよ、それこそ、ゆかりちゃんが聞き出すのよ。そうすることで、愛が深まってね・・・。」
・・・カラ〜ン♪・・・
まどか「あら、アキラ。いらっしゃ〜い、いいところに来たわ。じゃあ、後はアキラに聞いてね。」
・・・ダダダダダ・・・
ゆかり「アキラさ〜ん・・・ちょっとお願いが・・・」
アキラ「む、占い師のはしくれとして、な、なんか嫌な予感がするから、カエルわ・・・。じゃ、じゃあ・・・」
ゆかり「も〜う、ちょっと待ってくださいよーー。アキラさーーん!男の人の悩みってなんですかーー!」(つづく)

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