第133回(12/2) 〜 記念講演 1〜    毎週月曜夜更新   -バックナンバー-

カエル広間
カエル占い記念講演
1.アキラ  損をして得をとれ!
2.なみ   心を込めて
・・・ざわざわざわ・・・
・・・わあああああ・・・
おさむ「こんばんはー。今日は、遠いところからカエル占い記念講演にお越し頂きありがとうございます。それでは、早速本日の講演者1番バッターのアキラさんに登場してもらいましょう〜。みなさん、拍手!!」
・・・・パチパチパチパチパチ・・・
アキラ「はいー、どうも〜。アキラでーす。こんなにも大勢の方が聴きに来てくれて大変光栄です。いや〜みなさん元気がいいですね〜。今日この頃、日本の若者は元気がないやら、なんとやらで世間から頻繁に叩かれていますが、決してそうではないですね。」
・・・・そうだそうだ!・・・・
アキラ「スポーツに頑張っている人、勉強にがんばっている人、オシャレにがんばっている人、彼氏彼女に好かれようとがんばっている人、みんながんばっているんです。」
・・・そうだ!!そうだ!!・・・
アキラ「しかし!ここからが大事ですよ〜、よ〜く聞いて下さいよ〜。ただちょっとばかし足りない物があるだけです。」
・・・え?なーにー?・・・
アキラ「それはですね、ずばり、ずる賢さです!!と、いうのも、最近の若者は人が良すぎるのです。電車、バスでは、老人に席を譲るのが当たり前、道でちょっとぶつかってもすいません。先生、上司にに怒られる前に、謝ってしまう。そこが長所でもあり弱点でもあるのですが・・・。別に、老人に席を譲るなと言っているわけではありません。もう少し、ずる賢くなれと言っているのです。例えば、友達に勉強を教えるとしましょう。自分の時間もとられるし、なかなかわかってくれない。少しイライラするかもしれません。でも、断ると友達関係が気まずくなるとか、後で損だとか、そんな事を思っている内に、なんとなく適当に教えてる人多くありませんか?ふむ、うなずいている人が多いですね。それは、典型的なダメな例です。どうするかというと、教えるとなればとことん教えて上げる。相手が本当に親切だな〜、お返しに何かしてあげよかな〜と思わせるくらいに。逆の立場で考えてみましょう。例えば、塾で、時間は終わってるのににかかわらず、わかるまで真剣に教えてくれる先生。女の子ならすぐに惚れてしまいます。先生に嫌われないように、宿題しようって1度は思った事があるはずでしょう。そうですね、結構うなずいてます。ずばりそれです!!わかりますか?先生は少しは辛い思いをするかもしれませんが、生徒が先生を信頼してくれるようになり、成績が伸びると、先生の信頼も上がり給料もあがる。もしかしたら、せこいとか、そこまで考えるかって思うかもしれません。でも、人間なんて利己的な生き物なのです。自分の欲求のためなら、動物を殺して食べます。木を切って家を建てます。それを、なんやかんやと言って美しくみせかけようとしているのは、府に落ちません。どうせなら、まずは人とはこんなものだぞ、自分とはこんなものだぞと認めてしまいましょう。そこから全てが始まるのです。人間は、ずるい、弱い、そのくせプライドが高い、負けたくない、そういうものです。そこから全ては始まるのです。うう・・・すいません、のどが乾いたので、水を飲ませていただきます。ゴクゴクゴク・・・。」(つづく)

第134回(12/9) 〜 記念講演 2〜    毎週月曜夜更新   

カエル広間
カエル占い記念講演
アキラ「とにかく人間とカエルはとても利己的な生き物です。それはわかりましたね。はい、それではこれからの人生どう生きていけばいいのか・・・そのヒントだけをお話します。みなさんの好きな人の性格を思い出してください。好きだった人でもかまいません。いろいろとあると思いますが・・・・優しい、かっこいい、頼もしい・・・でしょうか。次に、嫌いな人を思い浮かべて下さい。元恋人でも結構です。細かい、けちい、うるさい、つき合ったとたん態度がかわる・・・などが挙げられます。では、利己的と言われるとどうイメージしますか?はい、それでは、そこのあなた。」
・・・え??俺っすか??そうですね、嫌なイメージです。絶対つきあいたくないっつうか・・・
アキラ「はい、期待した答えをありがとうございます。おそらく、大半の人がそう思ってると思います。しかし、冒頭でも言いましたが、男も女も利己的なものです。でも、つき合っていく内にだんだん好きになってしまう人っていますよね。利己的ということを全く感じさせない人がこれに当たると思います。では、何故このように好感がもてるようになってしまうのでしょうか?それはですね、利己の視点が違うのです。」
・・・・利己の視点???・・・・
アキラ「そうです。視点です。長く続く恋人というのは、先の先の先まで考えられる人なのです。ではここに、できたてほやほやのカップルがいるとしましょう。お互いはまだ真っ白の状態です。初めてのデート彼女の欲しい物を買って上げます。ラブラブな時期なら間違いなくそうするでしょう。彼女も喜ぶし、自分も楽しい。そして、ちょっと高級なディナー、彼女は割り勘にしようと言いますが、男が格好よく支払いを済ませます・・・。そして次のデートも彼女の言葉を振り切って男が全てを出します・・・。絵に描いたような格好いい男ですが、この2回のデートでほとんど終わっています。何故か?簡単なことです。半年後を想像してみましょう。彼女はおごられるのに慣れています。初めの頃はもっといろいろ買ってくれたのに・・・などと・・・。そして男は、お前最近わがまますぎるぞ・・・と。これは、お互いが不幸な例です。もし、1回目のデートで割り勘なら、もし、次のデートで彼女が出そうとしたのを受け取っていたら・・・。お互い、始めに背伸びした習慣を作ると後々疲れます。ここでは男がお金で失敗したという例を出しましたが、他の場合でも同じです。女の子は彼氏におごってもらおうと考えてません。あなたという人柄に惚れてつき合い出したのですから。男諸君は、もっと堂々として欲しい!!!いつもの背丈でいいんです!!!」
・・・なるほど〜〜〜・・・
アキラ「ではこの場合では、どう振る舞えば良いか・・・。簡単です。男は、無理して格好つけなくてもいいです。始めに彼女がお金を出すよと言った時には、6:4、もしくは7:3くらいの割あいで受け取りましょう。女の子は、男というのは得てして格好つけなのですから、お金を受け取らないと言っても必ず渡しましょう。どうしてもダメというなら、次のデートは必ずあなたがもちましょう。これが本当の利己的、つまり先の先の先まで考えるということなのです。恋のお話になってしまい少し話しがずれましたが、他の事でも同じです。もっと大きく考える習慣をつけて下さい。視野の狭い利己的は、ハッキリ言って嫌われます。大きな視野を持った利己的な人になって下さい。それこそ、できる男、できる女の目指す所だと思います。そんな勉強は、学校の授業では教えてくれません。どちらかというと、学校で恋をしたり、クラブ活動をしたり、友達関係、間関係から学ぶ事ができます。また、本を読むのもいいでしょう。How to 本でもいいし、歴史小説などもお薦めです。考えを学びそして実践してみましょう。ちょっとくらいの損は多いにしましょう。そんな事をちまちまと考えていたら心も小さくなります。大きく考え、大きな心を持ち、大きく得をしましょう。損をして得をとれです。ご静聴ありがとうございました。」(つづく)

第135回(12/16) 〜 記念講演 3〜    毎週月曜夜更新   -バックナンバー-

カエル広間
カエル占い記念講演
おさむ「どうもありがとうございました〜。大変奥の深い人生論を聞かせて頂きました。これを機に僕もみんなももっといい男・女になれるようがんばりましょうね。それでは、今から質問タイムとなります。せっかくですから、日頃思ってることや、今聞いた話で疑問に思った事、なんでも聞いてくださいね〜。ええっと、それでは・・・・はい、そこの方、どうぞ。」
まなみ「はい、初めまして。わたし、まなみといいます。先ほどの話大変ためになりました。でも、お金の出し方から全ての事を考えていると疲れちゃって恋愛どころじゃなくなっちゃう気がするのですが・・・。大きく利己的とは大変疲れるものですか?」
おさむ「なるほど。とてもいい質問です。アキラ、お願いします。」
アキラ「はい、質問に答えます。今疲れるといいましたが、恋愛とは大変なエネルギーを使います。むしろ、日頃溜まっているエネルギーを使う場所といってもいいと思います。みなさんは、恋愛にどういものを求めていますか?安らぎ、くつろぎ、安心感などではないでしょうか?だからそんなところで、いちいちエネルギーを使いたくない!と思うかもしれませんが、これは間違った考えです。恋愛は、エネルギーを使えば使うほど溜まっていく場所なんですね。つまりエネルギーを使わないほど疲れるんです。」
まなみ「あの〜ちょっと難しいんですけど・・・。」
アキラ「例えば、休日、ぼけ〜っと過ごした時と思いっきり体を動かし疲れ切った時、次の日はどう感じますか?身体的には、後者の方が疲れますが、精神的には、後者の方が充実しているはずです。それと同じなんです。つまり、恋愛で相手に対する気遣いが多ければ多いほど、満足感が得られるます。もちろん、相手もそれに答えてくれるでしょうから、さらによい関係が作れると思います。気遣いがなくなった恋愛はマンネリもいいところ、何も楽しくありません。それだけです。」
まなみ「なんとなくわかった気がします。ありがとうございました。」
おさむ「はい、それでは、他には・・・ええっと・・・はい、そこの方」
ただし「はい、確かにアキラさんのいうことはもっともだと思うんだけど、それだけ言うあんたはきるのか?」
アキラ「はい、お答えします。できません。」
ただし「はあ??それじゃ今の話はなんだったんですか?」
アキラ「それは自分に対しての励ましです。人やカエルは、弱い生き物だから、くよくよするし、不安に恐れもします。おいらは、他のカエルの10倍くらいこの傾向が強いと自負しています。だからこそ、こういう職業に就きました。確かに今みんなに訴えかけているように見えますが、自分にも訴えています。何もしなければ、すぐに弱虫の自分が顔を出し、不安に駆られ、どうしようもない状態になってきます。この職業に就いたのは、自分自身を強くするためと、自分と似たような人の少しでも力になりたいと思ったからです。話したことは、全てはできませんが、それに少しでも近づけるように努力はしているつもりです。今あなたは、おいらが言ったことをもっともだと納得したのでしょ。それじゃあ、誰がその言葉を言ったということは、あまり関係ないはず。大切なのは、自分がどう解釈して、どう行動を起こすかだからね・・・。」(つづく) 第136回(12/23) 〜 記念講演 4〜    毎週月曜夜更新   -バックナンバー-

カエル広間
カエル占い記念講演
おさむ「は〜い、そろそろ質問タイムを終わりにしたいと思いまーす。アキラありがとうございました。それではみなさん、もう一度盛大な拍手をお願いしまーす。」
・・・パチパチパチ!!・・・・
アキラ「どうもどうも。」
・・・ダダダダダダ・・・
おさむ「ありがとうございました。ここで、悲しいお知らせがあります。本日、予定しておりましたなみちゃんの講演ですが、なみちゃんがインフルエンザのため講演を中止とさせて頂きます。申し訳ございません。」
・・・え〜〜〜!!・・・
・・・楽しみにしてたのに!!・・
・・・ブーブー!!・・・
・・・おさむさん!何かしゃべってよ!!・・・
・・・そうだそうだ!!・・・
おさむ「えっ!?そ、それは無理です。何も用意してないし。」
・・・おさむ!おさむ!おさむ!おさむ!・・・
おさむ「え、え、ぼ、僕は・・・。」
・・・おさむ!おさむ!おさむ!・・・・
おさむ「・・・・・・・・・・。わ、わかりました。。。」
・・・キャーーー!!がんばってーーー!!・・・
おさむ「ご、ごほん。えっと、うんっと・・・。何話したらいいのかな。。。」
・・・ふられた人数は!?・・・
・・・ハハハハハ・・・
おさむ「ふられた人数??ええっと・・・ちょうど、10匹です。」
・・・おおおおお・・・
おさむ「だてに、占い師やっているわけじゃありません。幸せな人、ハッキリ言ってどうでもよくはないんですけど、どうでもいいんです。問題は、不幸な人、悲しい人、怒っている人!!僕は、そんな人の気持ちが痛い程わかるから、こういう仕事やっています。」
・・・おおお!!!素敵〜!!・・・
おさむ「い、いや、そんな・・・。」
・・・アキラさんの事どう思いますか!?・・・
おさむ「え??アキラ??え〜っと、いつも前向きで、パワーがあって、元気で、でも人に対して気を遣ってるし、バランスのとれたいい奴ですよ。僕自身、ここでアキラに出会って、結構明るくなったと思うんだ。今までは、内向的な内気な性格で、とても人見知りしてたし・・。自分に影響を与えてくれる友達は、多い方がいいよ。学生の時って、自分の好きな環境で生きていけるじゃない。嫌いな人や合わない人とはつき合う必要ってあまりないよね。だけど裏を返すと、自分と同じような人しか集まらないってことでしょ。実際僕もそうだったし・・・。でも、職場ではそうはいかない。嫌だな〜って思っても、つき合っていかなくちゃいけないんだ。ここだけの話、アキラの事初めは苦手なタイプだなって思ってたんだ。僕とは正反対のキャラだからね。休み時間に外でサッカーをするタイプと教室で本を読むタイプ。僕のように内向的な人にとっては、人間関係ってどちらかというと避けたいじゃない。1人でゆっくりしていたいよね。もしくは、仲のいい友達だけと話したいよね。もちろん、それは決して悪くないんだけど、それだけじゃだめなんだよ。進歩しないから・・。もともと外向的な人って本当に得だな〜って思う。だって、人と話す事が好きだし、すぐにうち解けるし。僕なんて、こんな事絶対できないって思ってたからね。でも、不思議な事にアキラと一緒にいると、前向きに考えられるようになったし、他の人と話しができるようになったし。見習うべきところは本当に多いよ。おっと、外向的な人ばかり誉めちゃったけど、内向的な人もいい思いをするんだよ。やっぱり、人間、内向的な方が圧倒的に多いわけじゃない。外向的な人には、内向的な人の気持ちはわからない。だから、人の気持ちをわかると言う点では、内向的な人の方が優れている思うんだ。女の子の気持ちをわかって上げられたら、それだけ優しくなれるでしょ。」
・・・おおおおお!!!かっこいい!!・・・
おさむ「い、いや・・・。ちょ、ちょっと言って恥ずかしくなっちゃった・・・。やっぱり内向的だから・・・。ご、ごほん。。。みんなの中でも、自分の性格変えたいなって思っている人多いと思うんだ。でもね、変える必要は全くないんだよ。自分の性格に肉付けして上げればいんだよ。方法は、簡単だよ。友達や先輩の振るまいを見て、いいな〜って思うものを少しずつ真似すればいいんだよ。初めはちょっとだけ、辛いかもしれないけど、だんだん習慣化していくから。大丈夫だよ。だって、僕でさえできたんだもん。だから、みんなもがんばろよ。」
・・・パチパチパチパチ!!・・・
・・・おさむ!最高!!!・・・
・・・内向ばんざーい!!・・・
おさむ「あ、ありがとうございます。。。そ、それでは、そろそろ時間がきましたので、これを持ちましてカエル記念講演を終了致します。アンケートは出口で回収を行っております。気を付けてお帰り下さい〜。ありがとうございましたーー。」 (終) 戻る