第141回 〜 四苦八苦? (前編)〜

アキラ「集団自殺やって〜。恐いな〜〜。」 おさむ「あ、僕もニュースで見たよ。インターネットで知り合った人たちが一緒に自殺したってやつでしょ。現代社会を象徴する事件だね。」 アキラ「ほんまやな〜。そら大半の奴がほんのちょっとくらいなら自殺考えた事あるやろうけど、実際実行となるんは別物やからな。」 おさむ「だね。僕も気持ちはわからなくはないけど・・・。」 アキラ「おいららも、何事もない時は、正論を言えるけど、実際の状況になったらわからんからな。」 おさむ「悪いことってのはわかってるけど、正常に物事を考えられなくなるんだよね。僕も、いろいろと深く考えてしまうたちだからな〜。」 アキラ「うむ、確かに。おさむも最初の頃は超マイナス思考やったからな。いや〜あの時は参った参った。」 おさむ「でも、それって裏を返すと慎重で、思慮深いってことなんだよ。」 アキラ「ふむふむ。その返しができるくらいは成長したということやな。ほな、どれだけ成長したかを測るために、プラス思考度テストしたろ。」 おさむ「いいよ。」 アキラ「サラリーマンをやめ焼肉屋を始めた人がいました。資金も調達し、全てが順調にいってましたが、一つだけ悩みがありました。それは、電話番号が03−XXXX-4989だったのです。」 おさむ「4989??あ、なるほど!四苦八苦ね。」 アキラ「その通り。さておさむがこの人ならどうしますか?」 おさむ「そうだね〜。もし、僕なら・・・この番号を利用するね。例えば、四苦八苦しながら店をがんばります!とか・・・。う〜〜ん、これじゃ流行らないね。う〜ん・・・難しいな・・・。そうだね・・・。やっぱりNTTに言って電話番号を変えてもらうかな。」 アキラ「ふ〜〜、ま、まだまだその程度やな。修行が足らんぞ。」 おさむ「むっ、じゃあアキラはどう考えるのさ?」 アキラ「ふふふ・・・それはな・・・。」(つづく)

第142回(3/3) 〜 四苦八苦? (後編)〜    毎週月曜夜更新   

アキラ「そうやって何でも強引に持っていったらええっちゅうもんちゃう。カエル日記の読者からもようさん正解がきてた。」
おさむ「え?なんのこと??」
アキラ「いや、こっちの話や。電話番号が4989やったら、初めは嫌と思うかもしれんけど、ちょいと頭をひねるんや。」
おさむ「う〜〜ん・・・四苦八苦から頭をひねるね〜・・・。。」
アキラ「ほら、もう固定観念が入ってる。初めを”し”って考えるからあかんのや。」
おさむ「初めを”し”じゃなくて・・・。4は”よん”だから・・・・あ!!!」
アキラ「そうや、わかったか。」
おさむ「なるほど・・・・。”よく焼く”って読めばいいんだね。」
アキラ「その通り。」
おさむ「なるほど〜〜。ちょっとした感動〜〜。」
アキラ「うむ、ま、ちとばかし遅かったけど、気づいたから良しとしよう。最近は何でもプラス思考、プラス思考ゆってるけどな、これが恐いところなんや。やみくもに、大丈夫!!やれる!!って思ってるだけでは、うつ病になってしまうんや。実際ストレス溜まるしな。そやなくて、きちんとした考え方を学んだ上でプラス思考にもっていくんや。今の電話番号かて、四苦八苦って読んでたら一生ストレスもんや。ほんのちょいと角度を変えると”よくやく”って気づくんや。その考え方、見方こそがプラス思考の第一歩なんや。」
おさむ「う〜〜、そうだね。僕も結構いけるかなって思ってたけど、まだまだだね。。」
アキラ「ふふふ・・・千里の道も一ピョコからや。日々精進。」
おさむ「そうだね。。僕がんばるよ。」
・・・ダダダダダダ・・・
なみ「なに、2匹で盛り上がってるの?」
おさむ「あ、なみちゃん、いいところにきた。ちょっとクイズを出すから答えてね。」
なみ「うん、いいわよ。」
おさむ「焼肉屋を始めた人がいました。電話回線を引いたんだけど、電話番号が03−XXXX-”4989”でした。読み方として四苦八苦とあまり縁起のいい番号だとはいえません。さてどうすればいいでしょう。」
なみ「う〜ん、そうね〜。・・・・・難しいな・・・・・・わからないけど・・・”よくやく”って読むのはどうかな??あ、ごめんね、なみちょっと急いでるの。また後で答えを聞かせてね。」
・・・ダダダダダダ・・・
おさむ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅ・・・」
アキラ「おさむ・・・・人生長い。。。まだまだこれからや・・・・・・・・・・・。おいつけ、おいこせでがんばろう。。。」(つづく) 戻る